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Specialty No.6 水没道道

 久々にまともなブログ記事、前置きはともかく今回のテーマは「水没道道」 。
 先日、険道家、それも北海道道に強い方々ならご存知の「あの道道」のレポートを公開した。

 1-031.jpg

 北海道道732号上猿払浅茅野線">北海道道732号上猿払浅茅野線

 そう、水没道道といえばまず、北海道r732である。というかこの道路ぐらいしかヒットしない

 のだが、r732が水没道道たる所以を考えると、水没あるいは冠水のポテンシャルを持った限界道道は他にも幾つかあると考える。洗い越し・・・は道内で想定される場所が思い付かないが、越波や高潮冠水も入れると結構な数があると思う。

 河川冠水のポテンシャルでは北海道道1060号クチョロ原野塘路線が、高潮となると数は多いが特に有力なのは北海道道950号野付風蓮公園線北海道道1051号湧洞線など。基本的に、地形改変の少ない水際は水没のポテンシャルがある。

 なお、水没道道だからといって水没時に通行しようとするのは大変危険な行為である。現地では安全を確保した上で、水没時の道路風景に思いを馳せてほしい。

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 そもそもr732上猿払浅茅野線はなぜ冠水するのか。
 それは河川のなす地形と関わりがある。

 r732のレポートでも度々登場したが、氾濫原という地理用語を聞いたことはないだろうか。
 その定義は、「河川の流水が洪水時に河道から氾濫する範囲にある平野部分」(Wikipedia)とある。要するに、大雨時に浸水する平野部分であり、一般的に河川沿いの低地はかつての氾濫原と考えても差し支えないと思われる。

 ナイル川流域にエジプト文明が発達したのも、この氾濫原(ナイル川の河川氾濫)と大きく関わっているというほど、農業には重要な場所であるが、その話はさておいて、
 現在の日本においては、氾濫原を直接通り抜ける都道府県道は少ない。というのも、河道の周囲は人工堤防によって仕切られており、河川下流部の低地の多くは(それが河道より低くても)年中に渡って冠水することがなくなっている。

 1-032.jpg

 国内河川における氾濫原の多くは低湿地や三日月湖を除いて、河道を堤防内に隔離した上で、農地あるいは市街地として利用されている。ところが、猿払川はそうではない。上の写真のように、堤防もなく、河畔林がそのまま残された形で低地が広がっている(氾濫原では度々浸水する他、地下水位も高いので植生が限られる)。

 更に水の引きが悪いものが湿原である。国土地理院においては、「常に水を含み、土地が軟弱で湿地性の植物が生育している土地」と定義されるが、実際は湿地の様子は刻一刻と変化するため、国際的あるいは一般的に明確な定義はなされていないのが現状である。

 r1060クチョロ原野塘路線の場合も、堤防のない自然河川、釧路川の周囲に広がる氾濫原(釧路湿原)を砂利とポールだけの装備で通りぬけており、釧路川増水時には水没が期待される。
 
 r950野付風蓮公園線やr1051湧洞線は氾濫原ではなくラグーン、砂州や砂嘴といった海岸地形の間を通っており、河川よりむしろ高潮による水没が期待できる。また、未撮影だがr508矢臼場札幌線などのいわゆる水郷地帯を走る道路も、冠水の期待は低いがそれに近い状況を味わうことができると思う。越波だけ見れば、r701登別港線あたりが特に頻出である。

 繰り返し書くが、水没道道だからといって水没時に通行しようとするのは大変危険な行為である。低地に興奮する気持ちもわかるが、危険を冒すことの無いよう探索しよう。
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